[資格取得してみました!] Microsoftの認定試験 PL-900取得体験記

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2023年5月1日追記:
PL-900に続きPL-100:Microsoft Power Platform App Makerも受験してみました。
Fundamentalsという初級の資格から一歩進んだ開発者向けの資格をご検討であれば、ぜひ参考にしてください。

2021年11月20日(土)秋葉原試験センターにて

「あーーーーー!!!良かった!合格だ。」

恥ずかしながら47歳にして、初めてMicrosoftの認定試験を受験して合格した瞬間でした。

私は普段、経営者と言いう立場で、Power Platformを利用しています。 47歳の私が、どうして試験を受ける気持ちになったのか、どうやって試験対策をしたのか、体験談を共有したいと思います。

取り組んだ理由

まず第一に、「日頃の取り組みの成果を、きちんと形にしてみたい」という気持ちが強かったです。

小規模の開発会社なので、バックヤードの業務は日々効率化するように心がけていて、そのなかでPower Appsなどのアプリケーションに触れてはいますが、やはり利用するシーンは限定的です。 それを補う為に、毎週金曜日にPower Platformの勉強会(おうじゃさんといっしょ)に参加しています。

参加者の皆さんから共有していただく情報が大変勉強になっており、既に合格された方々から、背中を押してもらったのも大きかったです。

学習を継続的に取り組むことは、モチベーションの維持も含めて難しいので、こういう習慣にできる「勉強会」に参加することは、とても良いと思います。

勉強会と聞くと、少し敷居が高いと思われるかも知れませんが、皆さん優秀なのにGiverで優しい方が多いです。きっと暖かく迎え入れてくれますので、変に気を張らずに参加してみてください。

第二は、社内でもPower Platformの資格取得を推奨しておりまして、自分から率先的に取り組む姿勢を、スタッフに共有したかったこともありました。

常々話していますが、勉強はいくらやっても会社には何も残りません。個人に知識や価値として残るだけなので、取り組んで絶対に損はしないと思っています。

学習に利用したコンテンツ

Microsoft Learn

試験対策としては、Microsoft Learnを中心に、手を動かして覚えました。 管理系の機能は、使ったことがない所も沢山ありましたし、今後は他のPLシリーズの試験も受けたいと思っていたので、ちょうど良かったです。

◼︎Power Platformの基本 https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/paths/power-plat-fundamentals/

ただ実際のPL-900の試験には、Power Appsのフィルターの使い方などは出題されません。あくまで製品群に関する概要なので、「こういう場合には、どの製品が向いてるか?」とか、「この製品では、どんな事が出来るか?」とかが多かったと思います。

Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策

Microsoftから提供されているPL-900の試験範囲を解説してくれる動画です。 本当に素晴らしくまとまった解説動画で、実際の試験でも、ここで解説してくれたテスト問題は、かなり出題されたと思います。 3時間くらいありますが、試験前には見ておいた方が良いでしょう。

https://info.microsoft.com/JA-PowerApps-WBNR-FY21-05May-03-MKTOFY21PL900PrepSessionOndemandWebinar-SRDEM73329_LP02OnDemandRegistration-ForminBody.html

Exam Topics

PL-900の試験問題を、まとめてくれているウェブサイトです。すべて英語なので、翻訳機能を使って利用すると良いのですが、唯一の欠点は回答が間違ってるところがあります、、、 表示される回答は信じず、Discussionボタンを押して、有識者が回答を議論した結果をみて判断しましょう。

https://www.examtopics.com/exams/microsoft/pl-900/

PL-900試験内容と当日の対策

<出題範囲> •Power Platform のビジネス価値についての説明( 15% 20% •Power Platform のコアコンポーネントの特定( 15% 20% •Power BI のビジネス価値の実証( 15% 20% •Power Apps のビジネス価値の説明( 15% 20% •Power Automate のビジネス価値の実証( 15% 20% •Power Virtual Agents のビジネス価値の実証 (10 15 <問題数> 40問 <試験時間> 60分

各アプリケーションについての問題は、満遍なく出題されます。 Power Virtual Agentsは、殆ど出なかったお話も聞きましたが、きちんと学んでおきましょう。

後は、PL-900と言いながら、Dynamicsに関する問題も少し出題されるのと、個人情報に関する事も、範囲を超えて出題されました💦 ちょっとこれには驚きました‼️

問題数は40問で60分なので、結構短いです。 私は40分くらいで解き終わって、見直しに20分使いました。 初めて受講する方へのTipsとしては、「後で見直す」ボタンがありますので、悩んだらこの機能を使って、先にわかる問題の解答を進めた方が良いです。

受講に関する注意事項

最後に、初めて受験される方への注意事項としては、以下が挙げられます。

  • 当日は写真撮影あるので、身支度には気をつけてください。私は休日の朝の試験だったので、気を抜いて、やや?寝癖気味で行ってしまい、酷い写真になりました笑

  • 自宅と試験会場で受験する事が出来ますが、自宅の際には環境に注意してください。当日カメラで試験を受ける環境が整っているのかチェックが入りますが、モニター類などがある場合には、その部屋では受けることが出来ません。私も会社の会議室で受けようとしましたが、すりガラスで囲われている会議室だったので、受講に適さないとのことで、直前で取り止めになったことがありました。コロナ禍ではありますが、確実に試験を受けたければ、試験会場をオススメします。

  • 合否は終了時間と同時に、その場で画面に表示されます。心の準備の時間はありません笑

試験を受けてみての感想

チャレンジしてみて良かった事は、知識としてインプットしたものを、資格という形に出来たことです。改めて学び直したこともあり、更に知識が深まったので、今後の社内改善にも活かせそうなのも嬉しいですね。

Power Platformは、一般職の方々が日々の業務改善に活かせるアプリケーションです。触れる機会があれば、ぜひ何か作成してみて、次は資格という形にチャレンジしてみてください。

長文になりましたが、読んでいただいて、ありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。

p.s. 私が合格した翌週に、自社のスタッフからも合格の連絡を貰って、こういう輪が社内で広がっていってくれたら嬉しいなー!と思いました。

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